本文へジャンプ
診療科目 内科一般

 内科は発熱、風邪、腹痛や頭痛など頻度の高い症状があるとき、最初に患者が受診し、初期診療(プライマリーケア)を受ける診療科です。
 病気の原因を的確に探り、初診患者にもっとも適切な医療を受けて頂くための診察を行うところです。
 しかし、ときには思わぬ原因で引き起こされている病気やけがも少なくありません。
 その際、外科、産婦人科、整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、精神科など、他科の専門医による治療を受けたほうが良いと判断したときは、その専門科に紹介するのも内科の重要な務めなのです。
 日本では事実上、内科系開業医がプライマリーケアを受け持ってきました。
 総合病院や大学病院などの内科は、消化器内科をはじめ、呼吸器内科、循環器内科、神経内科、血液内科、腎臓内科、内分泌内科など数多くの専門に分化してきました。
 最近はこうした専門分化による弊害も目立ってきたことから、一般内科としての役割が大きく見直され、あらためて本来の内科を受けもつ総合診療部(科)などの看板を掲げる総合病院や大学病院が徐々に増えてきています。