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生活習慣病 高血圧

 「サイレント・キラー=沈黙の殺人者」と呼ばれ、自覚症状はありませんが、慢性化すれば血管に大きなダメージを与えるのが「高血圧」です。
 年齢とともに血圧は上がる傾向にあり、現在、全国で実に約3,500万人といわれるほどです。
 誰もがその原因や病態、治療法を知っておく必要があります。
 高血圧は慢性化することで脳卒中心臓病などの病気を引き起こす原因になります。
 高血圧で脳の血管が破れると脳出血、詰まると脳梗塞になり、高血圧は心臓に負担をかけ、心不全虚血性心疾患を引き起こす危険な病気です。
高血圧の原因
 高血圧の場合、頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が現われる人もいますが、ほとんど自覚症状はありません。
 そのため、つい見過ごされがちですが、やがて動脈硬化を招き、心臓病や脳卒中、臓器不全などをもたらす恐い病態です。
 高血圧には、いくつかの原因が複雑に絡み合っている(原因が特定できない)本態性高血圧と、腎臓病や内分泌系の異常が原因となった二次性高血圧があります。
 日本では患者の95%以上を本態性高血圧が占めています。
 本態性高血圧の原因としては、ナトリウムが蓄積されやすい、交感神経が緊張しやすいなどの遺伝因子と、塩分の取り過ぎ、肥満、喫煙などの環境(習慣)因子があげられます。
 現在、日本における高血圧の人口は約3,500万人いるとされ、生活習慣病の代表といっても過言ではありません。
 高血圧の割合は年齢とともに増加しますが、最近では若年層に高血圧が増加していることが問題となっています。